東大 創造情報 院試について(2020年度冬入試)

はじめに

この度、2020年2月に行われた東京大学大学院 情報理工学系研究科 創造情報学専攻の冬院試を受験し、合格しました。
受験に際して、先人達の受験に関するブログ記事を参考にさせていただいたので、自分も今後受験する人たちのために自分の院試勉強内容、試験当日の事、その他感想などを載せておきます。 自分の経歴としては、学部は東大の数物系学科出身(理物でも理数でもない弱いとこ)、夏入試では、物理工学科を受験し一応合格しましたが、志望していた研究室に入れず、受かった研究室が正直あまり自分の興味と合わず、情報系の分野にも興味があったことから、冬に創造情報を受けることにしました。(決めたのは2019年の9月頃)。東大だと冬院試をやっている専攻は、情報学環と情報理工がありますが、情報学環の方は教授の推薦文などが必要で、用意できなかったため受けられず、情報理工の中でもググったら1番冬入試についての情報が多かったので創造情報を受けることにした、という感じです。

院試を受けようとおもった時点での実力

院試勉強開始時点でCS分野の知識はほぼほぼゼロでした。
プログラミングについては、機械学習のバイトをしていて、jupyterlabに書き捨てるようなゴミコードを書いてたぐらいでした。いわゆる競技プログラミングと言われる類のものはやった事がなかったです。9月にatcoderのABCを初めて解いた時、確かABCまで解けてDがTLEで解けなかったというのを覚えています。

やったこと

大学で情報系の授業を取りました。
具体的には、駒場で開講されている情報数理科学7(機械学習の講義)、情報工学Ⅱ(コンピュータアーキテクチャとOSについて)、情報通信理論(情報理論の一部)、情報数理科学演習Ⅱ(競技プログラミングの問題演習をする)を取りました。どれも非常にためになったので、駒場にいる人にはおすすめです()。
授業とは別に、教科書も読みました。読んだ教科書は、離散数学4〜6章、情報理論途中まで、ディジタル回路、コンピュータアーキテクチャの本途中まで、データ構造とアルゴリズム5章までです。詳しくは他の人のブログにあると思うでそれを参考にして下さい。過去問は解いてる時間がなくて、一応問題だけ眺めました。

具体的な記録

9月

とりあえず、冬入試を受けることにしたので、atcoderをはじめました。最初pythonでやっていましたが、c++のほうが早いというのを知って、c++の勉強をはじめました。

10月

バイトをたくさんしてました。

11月

TOEFLを受験しました。勉強期間は大体1週間くらいだっと思います。TOEFLはテンプレートを暗記してるのとしてないのでだいぶ点数が変わるので(多分15点くらいは変わる気がする、writingとspeakingで)、ちゃんと対策をしておいた方がいいと思いました。

12月

卒論とバイトで忙しかったです。

1月

1月の中旬ごろにやるべきことをリストアップした結果一日13時間くらい勉強をしないと終わらないことに気付き、泣きそうになりました。

2月

卒論の発表と院試の試験が被って死にそうになりました。試験終わった後は結果発表までずっとそわそわしてました。

試験当日のことについて

自分の年は、コロナが流行っていたので、中国から来た方は別の教室で受験してさせられているなどイレギュラーな感じがしました。1日目は筆記試験で、2日目がプログラミング、3日目が面接でした。

1日目(筆記試験)

卒研の発表が午前中にあって、大変でした。試験は思ったより簡単で拍子抜けしましたが、自分の年は問題が簡単だったぽくてTwitterでは満点続出だろみたいな声が結構あって、自分はわりと適当に答えた箇所も結構あったので不安になりました。(合格人数何人か知らないし)→自分の年は13人でした。

2日目(プログラミング試験)

多分そんな難しくない問題だったと思うのですが、試験中に頭が全然うごかなくなってしまって非常に焦りました。おかげで3/5解いた時点で30分くらいしか時間がなくて、後の二問は貪欲法で適当に書きました。
午後の口述試験は、入力の結果だけ見られてるような感じでした。プログラムの説明とかは全くしなかったです。あっさりしすぎててやる意味あるのか疑問に思いました。

3日目(面接)

志望分野の知識と卒業研究について聞かれました。時間は5分くらいだっと思います。

やってよかったこと

  • 情報系の授業をとる
    単位も貰えて、院試の勉強にもなってめっちゃ良かったです。

やらなくてよかったこと

  • c++の勉強
    結局pythonで、受験しました。

やれば良かったこと

  • 研究室訪問
    面接で初対面は良くなかったと思います。

  • TOEFL対策もう少し
    あと1週間やればテンプレートをもう少し覚えられたので、あと5〜10点はスコア上がりそうだなあと思いました。

  • 機械学習の勉強
    今後も使うだろうし、第三問で頻出なのでもっと重点的に勉強すれば良かったです。

点数開示

後日公開します。
自分の手答えとしては、筆記の方は、大体全部埋められて、語句の説明が微妙なのがあるかなあという感じなので、8割くらいではないかと思っています。プログラミングの方は、部分点込みで6割くらいかなあと思っています。

TOEFLの方は75点でした。60点くらいを想像してたので運が良かったのかなと思ってます。

参考にしたサイト

後日追加します。